神経の可塑性 vol.3

リハビリテーション

脳卒中患者の治療は、各療法士が様々な理論に基づき、多くの治療方法がある。

その中でも、神経の可塑性を理解すると治療の幅が広がり、患者の役に立てることが多い気がしています。

重要なのは「7つの神経学的回復」です。

初期の回復

・ペナンプラ:再灌流、tPA

・エデマ:最大8週間で回復

・ダイアスキシス:数週間

後期の回復:再組織化

・脳地図の置き換え

・皮質領野間の機能代行

・神経側芽:1ヶ月

・アンマスキング経路の活動

ペナンプラ

ペナンブラ(Penumbra、半影帯)とは、血流量が低下している領域にあって細胞死を免れている部分を指し、速やかな血管再開通により梗塞への移行を阻止できると期待される部位である。

医療法人社団曙会流山中央病院脳神経外科HP記載の写真引用

エデマ

脳に生じた水腫で,水分量の増加により脳の容積が増大した状態をいう。

ドクター吉本のホ-ムペ-ジの写真引用

ダイアスキシス

『機能乖離』あるいは『遠隔性機能障害』と言われる現象。損傷部位と線維連絡している遠隔部位にも血流低下を認め、その部位の機能障害が生じる可逆性の機能抑制現象。


・脳梗塞周囲の大脳皮質
・対側半球の大脳皮質
・対側小脳

画像診断まとめ-脳血流SPECTにおける遠隔効果(remote effect,diaschisis)とは?の写真引用

脳地図の置き換え

脳には一次運動野や体性感覚野のホムンクルス、聴覚野の周波数マップなど、様々なマップがありますが、このマップが障害後のリハビリや生活によって変化するというのが「脳地図の書き換え」になります。

リハビリテーション解体新書(もどき)-可塑性の4つのメカニズム:脳地図の書き換えの写真引用

皮質領野間の機能代行

障害された部位と神経線維を介してネットワークを結ぶ部位が、その機能を代行するようになること。

神経側芽

神経細胞が損傷されると、その細胞に代わって近傍の神経細胞の軸索から神経線維が伸びていきます。

リハビリテーション解体新書(もどき)-脳の可塑性:まとめその2の写真引用

アンマスキング経路の活動

普段はメインの経路に隠れて活動していない経路だが、メインの経路が障害されると代わりに興奮を伝えるようになる神経回路の活動。

リハビリテーション解体新書(もどき)-脳の可塑性:まとめその2の写真引用

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